2009年11月11日

行動を続ける

行動についてのシリーズ最終回です。

意外に難しいのは行動を続けるということです。早起きが続かなかった,ダイエットが続かない,勉強が続かないなどなど,あれ〜私って続かない?なんて自信をなくしたりします。

原因は

(1)目標が高すぎること

(2)変える普段の行動が大きすぎること

のどちらか,あるいは両方です。

まず目標が高すぎるかどうか考える必要があります。「よし,明日から6時起きに挑戦するぞ」,「10kgダイエットに挑戦!」,「一限から出席するぞ」といっても普段の生活が昼過ぎに起きていたり,不規則な食生活をしているとほとんど不可能です。

なぜなら,本音の部分ではそれを本当にかなえようと思っていないことが多いです。あるいは自分の気づかない潜在意識ではそれを望んでいないことがあります。心の奥底が反発しているような高すぎる目標は気持ち的に本音の部分(潜在意識の部分)で受け入れられていません。

日頃の行動を少し変えるには,少し高めで,「これならできそう」というところに設定することが肝心です。早起きの例では,お昼1時頃起きている人は,午前11時を目指すとか,やせたい人は1kgを目標にするとかです。

あ,でも,夢は大きくね(*^_^*)

二番目の変える行動が大きい場合,長続きしません。人間は習慣の動物です。習慣化されていないことをいきなり生活に持ち込んでもやれません。日頃家で勉強する習慣のない人が,家で予習復習がんばるぞというのは無理です。むしろ学校の休み時間を利用してみる,空きコマの時間に図書館で本を読んでみるということから始まります。

力学でも作用反作用の法則があります。また摩擦という言葉もあります。そうです,変えようとする行動が大きければ大きいほど,反作用(元に戻そうとする力)が強くなります。また摩擦も大きくなります。

石井(2008)によれば,潜在意識は変化しようとする自分を無意識にひっぱってもとに戻そうとするそうです。これを「潜在意識の現状維持メカニズム」(心のブレーキ)と呼んでいます。普段の生活で少し何か行動を起こすと,新たな変化がおきます。潜在意識はその変化に反応して,もとに戻ろうとしてしまいます。そこで,潜在意識が気づかない程度の小さな変化を普段の自分の行動に入れていくといいそうです。お昼すぎに起きる習慣の人が,朝6時起床のリズムに変えようとしても,変えることはできません。これはあまりにも大きな変化なので,まずできません。意志の強い人であれば可能かもしれませんが,意志の強さを必要とする分,潜在意識の元にもどそうとする力も大きいわけです。そんな葛藤繰り返していてもうまくいかないですね〜。

ですから,少しの習慣の変化から始めることがいいようです。

少しの行動を少しだけ自分の生活に取り入れてみませんか。何かできそうなものはありましたか?

<参考文献>
石井裕之(2006)『「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~』フォレスト出版


posted by oice at 08:00| Comment(0) | 深イイ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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